音楽を聴くなら、今はスマホで使える音楽サブスクがとても便利です。
聴きたい曲を検索すれば、その場ですぐ再生できる。気になったアーティストの別の曲を探したり、知らなかった音楽に出会ったりするのも簡単です。
そう考えると、
「今どき、わざわざCDをレンタルするメリットってあるの?」
と疑問に感じる人もいるでしょう。
確かに、毎日のようにいろいろな音楽を聴くなら、サブスクのほうが使いやすいケースは多いです。
ただ、音楽の聴き方はそれだけではありません。
「このアルバムだけ聴きたい」
「昔聴いていたCDをもう一度聴きたい」
「サブスクで探したけれど見つからない」
「毎月たくさん聴くわけではないので、月額サービスを増やしたくない」
こんなときは、CDレンタルが意外としっくりくることがあります。
CDレンタルのポイントは、サブスクより新しいとか古いとかではなく、使い方そのものが違うことです。
この記事では、サブスクが普及した今でもCDレンタルにこだわる理由やメリット、反対に知っておきたいデメリットまで整理します。
「自分ならCDレンタルとサブスクのどちらが合いそうか」を考えながら読んでみてください。

CDレンタルのメリットは?サブスク時代でも借りる意味はある
結論からいうと、CDレンタルは**「必要な作品を、必要なタイミングで聴きたい人」**にとって今でも選択肢になります。
サブスクは、対象となるたくさんの楽曲を月額料金で楽しめるのが大きな魅力です。
「今日はこのアーティスト、明日は別のジャンル」というように、幅広く音楽を聴く使い方と相性がいいですよね。
一方のCDレンタルは、基本的に目的のCDを選んで借ります。
この違いを考えると、
「たくさんの曲を聴きたい」
という人にはサブスク、
「この作品を聴きたい」
という人にはCDレンタルも候補、
という分け方がひとつの目安になります。
もちろん、CDレンタルがすべての人に必要なわけではありません。
むしろ、サブスクだけで満足できているなら、無理にCDを借りる必要はないでしょう。
それでもCDレンタルという選択肢を知っておくと、サブスクで目的の作品が見つからなかったときや、特定のアルバムだけを聴きたいときに役立ちます。
「CDレンタルは古いから必要ない」と考えるより、自分の聴き方に合う場面があるかで判断するほうが分かりやすいです。
【図1:サブスク時代でもCDレンタルを選ぶ5つの理由】

サブスク時代でもCDレンタルにこだわる5つの理由
サブスクにない曲を探せることがある
CDレンタルを選ぶ理由として、まず注目したいのが、サブスクでは見つからない作品を探せることです。
音楽サブスクには非常に多くの楽曲があります。
そのため、普段音楽を聴いていると「だいたい何でもある」という感覚になるかもしれません。
ところが、いざ昔聴いていた作品や特定のアルバムを探してみると、
「曲名を検索しても出てこない」
「このアルバムだけ見つからない」
「別バージョンはあるけれど、聴きたい音源がない」
ということがあります。
配信される作品は、サービスや権利関係、時期などによって異なるためです。
そんなとき、サブスクだけで探すのを終わらせず、CDという別の入口から探してみる方法があります。
特に、
昔発売されたアルバム、
特定のベスト盤、
廃盤になった作品、
サブスクでは見つからないバージョン、
などを探している人にとっては、CDの存在が候補になることがあります。
そして、購入するほどではない場合に利用できるのがCDレンタルです。
ここは、個人的にもCDレンタルを残しておきたい理由のひとつだと感じます。
サブスクはとても便利ですが、ひとつのサービスだけに音楽の探し方を限定する必要はありません。
「サブスクになかったらCDを探してみる」
という選択肢を持っておくだけでも、昔の作品を探すときには便利です。
ただし、サブスクにない作品がレンタル店に必ずあるわけではありません。
店舗によって品ぞろえは違いますし、目的のCDがレンタル中になっていることもあります。
また、CDレンタル自体を扱っていない店舗もあります。
そのため、
サブスクで検索する
↓
見つからない
↓
CDが発売されているか確認する
↓
レンタルできる店舗や在庫を探す
という順番で考えると分かりやすいでしょう。
【図2:サブスクで見つからない曲を探す4ステップ】

1枚だけ聴きたいときに利用しやすい
CDレンタルと相性がいいのが、聴きたい作品がはっきり決まっているケースです。
たとえば、
「学生のころに聴いていた、あのアルバムをもう一度聴きたい」
というような場合です。
目的は、そのアーティストの全作品を聴き放題にすることではなく、特定のアルバムを聴くことですよね。
こういう使い方なら、CDレンタルも比較しやすくなります。
ほかにも、
「気になっているアルバムを一度通して聴いてみたい」
「昔のベスト盤だけ探している」
「家族から頼まれたCDを1枚だけ借りたい」
など、目的が具体的なケースがあります。
サブスクは「たくさん聴ける」ことに魅力がありますが、CDレンタルは「これを聴く」と決めて利用できるのが特徴です。
ただし、
1枚だけなら必ずCDレンタルのほうが安い
とは限りません。
レンタル料金は利用する店舗や条件によって違いますし、店舗まで行く交通費などもあります。
サブスクにもさまざまな料金プランがあります。
そのため料金を重視するなら、
「月に何枚くらい聴くのか」
「CDを借りるといくらになるのか」
「サブスクの月額料金はいくらか」
を比べて判断するのがおすすめです。
特に月1枚程度なのか、毎月何枚も聴くのかで、選び方は変わってきます。
【関連記事:CDレンタルとサブスクはどっちが安い?聴く枚数別に比較】
月額制ではなく必要なときだけ利用できる
「毎月の固定費をこれ以上増やしたくない」
という人にも、CDレンタルは検討しやすい方法です。
音楽サブスクは基本的に月額制なので、継続して利用している間は料金が発生します。
毎日のように音楽を聴いている人なら、それほど気にならないかもしれません。
一方で、
「今月はほとんど聴かなかった」
「数か月に一度、気になるアルバムが出たときだけ聴く」
「音楽は好きだけれど、毎日聴くほどではない」
という人もいます。
このタイプの人にとっては、毎月料金を支払うより、必要なときにCDを借りるほうが使い方として分かりやすい場合があります。
個人的には、ここがCDレンタルとサブスクを選ぶうえで意外と大きな違いだと思います。
「月額○円なら安い」と感じても、ほとんど使わない月が続けば、その料金が気になってくることもありますよね。
逆に、毎日利用しているなら、月額制のほうが使いやすく感じるでしょう。
つまり、料金そのものだけではなく、自分がどれくらいの頻度で音楽を聴くのかを見ることが大切です。
CDレンタルは「必要なときに使う」。
サブスクは「日常的に使う」。
必ずこの通りではありませんが、迷ったときにはひとつの考え方になります。
【図3:「必要なときだけCDレンタル」と「毎月使うサブスク」の利用イメージ比較】

購入するより費用を抑えてCDを利用できる場合がある
CDで聴きたいけれど、そのCDを所有したいわけではない。
そんなときにもレンタルという選択肢があります。
たとえば、
「昔好きだったアルバムを一度だけ聴き返したい」
という場合。
そのために新品CDを購入するとなると、少し迷う人もいるでしょう。
中古CDを探す方法もありますが、作品によって価格や在庫はさまざまです。
CDレンタルなら、CDそのものを購入せず、一定期間借りて楽しむことができます。
ここが「CD購入」と「CDレンタル」の大きな違いです。
もちろん、何度もCDそのものを再生したいなら購入したほうが使いやすいでしょう。
ジャケットや歌詞カードを含めて手元に残したい人も購入向きです。
反対に、
「所有する必要はない」
「とりあえず一度聴きたい」
「目的の作品だけ利用したい」
という人ならレンタルを検討できます。
整理すると、
手元に残したい → CD購入
いろいろな曲を日常的に聴きたい → サブスク
特定のCDを必要なときだけ利用したい → CDレンタル
という考え方ができます。
もちろん価格や使い方によって変わりますが、迷ったときにはこの3つに分けて考えると整理しやすいです。
【図4:CD購入・CDレンタル・音楽サブスクの3つの選び方】

CD音源を自分の再生環境で楽しめる
CDレンタルには、ストリーミングとは少し違った音楽の楽しみ方があります。
CDプレーヤーや手持ちのオーディオ機器でそのまま聴く方法もありますし、著作権上認められる私的利用の範囲でPCなどに取り込み、自分の環境で楽しむ使い方も考えられます。
昔からPCに音楽ライブラリを作っている人なら、こちらのほうが馴染みやすいかもしれません。
ストリーミングでは、基本的にサービスやアプリを通して音楽を再生します。
一方、自分で管理している音源なら、自分の音楽ライブラリとして整理して聴くという使い方ができます。
また、配信サービス側のラインナップだけを前提にせず、自分が持っている音源を中心に聴けるのも違いです。
ただし、ここでは著作権への注意が必要です。
「レンタルしたCDだから自由にコピーしていい」という意味ではありません。
CDから音源を取り込む場合は、私的利用として認められる範囲などを確認し、適切に利用する必要があります。
取り込んだ音源を不特定多数へ配布したり、SNSやインターネット上へ公開したりする行為とは分けて考えましょう。
CDレンタルを利用するときは、「自分で楽しむための音源」という基本を意識しておくと安心です。

CDレンタルならサブスクより高音質なの?
「CDのほうが音がいいから」という理由で、CDレンタルを考えている人もいるでしょう。
CDだから必ずサブスクより高音質とは限らない
以前の圧縮音源を中心とした音楽配信のイメージから、CDのほうが高音質という印象を持っている人もいるかもしれません。
ただ、現在は単純に
CD=高音質
サブスク=低音質
とはいえません。
一般的な音楽CDは16bit/44.1kHzです。
一方、音楽サブスクには圧縮された音源だけでなく、ロスレス配信に対応しているサービスもあります。
さらに、CDを超える仕様のハイレゾ音源を配信しているケースもあります。
そのため、スペックだけを見ればサブスク側にも高音質で聴ける選択肢があります。
実際の音質は再生環境にも左右される
さらに実際に耳へ届く音は、
・元の音源
・サービス側の配信品質
・アプリの音質設定
・スマートフォンやPC
・DAC
・イヤホンやヘッドホン
・スピーカー
・Bluetoothなどの接続方法
といった条件にも左右されます。
ですから、
「音質重視ならCDレンタル一択」
という選び方はおすすめしません。
むしろCDを選ぶ理由は、単純な音質の優劣だけではなく、CDという音源を自分の環境で扱えることにもあります。
音質を特に重視する人は、CD・圧縮配信・ロスレス・ハイレゾの違いを別途比較してから決めると分かりやすいでしょう。
【関連記事:CDとサブスクはどっちが高音質?ロスレス・ハイレゾとの違いも解説】
CDレンタルにはデメリットもある
ここまで見ると、CDレンタルにも意外とメリットがあると感じるかもしれません。
ただし、便利さだけを比較すると、サブスクのほうが楽な場面はかなりあります。
借りたり返したりする手間がある
CDレンタルで特に気になるのが、借りたり返したりする手間です。
店舗型のCDレンタルなら、
店舗へ行く
↓
CDを探す
↓
借りる
↓
期限までに返却する
という流れになります。
サブスクならスマホで検索してその場で再生できるので、この差は大きいです。
また、店舗まで距離があるなら交通費や移動時間も考える必要があります。
店舗や在庫によって目的のCDを借りられないこともある
さらに、
「近くのお店ではCDレンタルを扱っていない」
「目的のCDが置いていない」
「借りたいCDが貸出中だった」
という可能性もあります。
返却期限があるため、借りたまま忘れないようにする必要もあります。
そのため、
「音楽を聴くために店舗へ行くのは面倒」
「返却期限を気にしたくない」
「思い立ったらすぐ聴きたい」
という人には、CDレンタルはあまり向かないでしょう。
CDレンタルのメリットは確かにありますが、この手間まで含めて選ぶことが大切です。
CDレンタルとサブスクはどんな人に向いている?
CDレンタルとサブスクでは、そもそも得意な使い方が違います。
こんな人ならサブスクのほうが使いやすい
CDレンタルにメリットがあっても、すべての人がCDへ戻る必要はありません。
むしろ、
・毎日のように音楽を聴く
・毎月たくさんのアーティストを聴く
・新しい音楽をどんどん探したい
・プレイリストを楽しみたい
・スマホですぐ再生したい
・借りたり返したりしたくない
という人なら、サブスクのほうが使いやすいでしょう。
特に、
「この作品が聴きたい」
というより、
「その日の気分でいろいろな曲を聴きたい」
という人にはサブスクが合いやすいです。
CDレンタルをサブスクの代わりとして考えるより、サブスクでは満たしにくい部分を補う方法として考えるのもひとつです。
普段はサブスクを使い、配信されていない作品だけCDで探す。
こうした併用もできます。
どちらか一方だけに決める必要はありません。
「ここまで読んで『自分はサブスクのほうが使いやすそう』と感じた人は、月額料金や配信内容、音質などを確認してから選ぶと安心です。」
楽天ポイントが貯まる!音楽を聴くだけでお得なサブスク【楽天ミュージック】それでもCDレンタルが向いている人
ここまでを整理すると、CDレンタルが合いやすいのは次のような人です。
・サブスクにない作品を探している
・聴きたいアルバムが決まっている
・毎月それほど多くの作品を聴かない
・月額サービスを増やしたくない
・CDを購入するほどではない
・CD音源を自分の再生環境で楽しみたい
・借りる、返すという手間がそれほど気にならない
こうして見ると、CDレンタルにこだわる理由は、
「CDのほうがサブスクより優れているから」
ではないことが分かります。
むしろ、
「サブスクとは違う使い方ができるから」
というほうが近いです。
個人的には、この違いがCDレンタルを考えるうえで一番大切だと感じます。
たくさんの音楽を日常的に楽しみたいなら、サブスクはとても便利です。
一方で、
「このアルバムが聴きたい」
「この曲だけサブスクで見つからない」
「毎月使うわけではない」
というピンポイントな目的なら、CDレンタルのほうが使いやすいことがあります。
CDレンタルは、音楽をたくさん聴くための方法というより、目的の作品へたどり着くための選択肢のひとつとして考えると分かりやすいでしょう。
CDレンタルするなら、まず店舗・料金・在庫を確認しよう
「自分はCDレンタルを使ってみてもよさそう」
と感じたら、次は実際に借りられるか確認しましょう。
CDレンタル前に確認したい4つのポイント
ここで先に確認したいのは、
・その店舗でCDレンタルを扱っているか
・レンタル料金はいくらか
・何泊できるか
・目的の作品を扱っているか
の4点です。
特に注意したいのが、「レンタル店ならどこでもCDを扱っている」とは限らないことです。
CDレンタルを扱う店舗があっても、取扱商品や条件は店舗によって異なることがあります。
料金についても、古いブログやSNSの情報だけで判断せず、実際に利用する店舗の情報を確認するのがおすすめです。
ゲオで借りるなら料金や取扱店舗も確認する
ゲオでCDを借りようと考えている場合も同じです。
「今もCDレンタルできる?」
「料金はいくら?」
「何泊できる?」
「サブスクと比べるとどう?」
といった点まで確認しておくと、自分に合うか判断しやすくなります。
ゲオのCDレンタルについては、料金や取扱店舗、サブスクとの違いをまとめた関連記事で詳しく整理しています。
CDレンタルを利用してみたいと思った人は、実際に店舗へ行く前に確認してみてください。
【関連記事:ゲオのCDレンタル料金はいくら?サブスクとの料金・音質の違いも比較】
まとめ|CDレンタルは「必要な作品を必要なときに聴く」という使い方がポイント
サブスクが普及した今でも、CDレンタルを利用する理由は残っています。
特に、
・サブスクにない作品を探したい
・特定のアルバムだけ聴きたい
・必要なときだけ利用したい
・CDを購入するほどではない
・CD音源を自分の環境で楽しみたい
という人にとっては、CDレンタルも候補になります。
一方で、
毎日のように音楽を聴く、
いろいろなアーティストを探したい、
スマホですぐ再生したい、
という人なら、サブスクのほうが使いやすいでしょう。
大切なのは、
CDレンタルかサブスクかを、無理に二択にしないことです。
普段はサブスクを使い、そこにない作品だけCDレンタルで探す方法もあります。
特定のアルバムを聴きたい月だけCDを借りることもできます。
CDを所有したいなら購入する方法もあります。
その中から、自分がそのとき聴きたい作品に合った方法を選べば十分です。
「今どきCDレンタルなんて必要ない」と思っていた人でも、サブスクで見つからない作品や、どうしても聴きたい1枚が出てきたときには思い出してみてください。
必要な作品を、必要なときに聴く。
そんな使い方をしたい人にとって、CDレンタルは今でも検討する価値のある選択肢です。
「普段はサブスク、必要な作品だけCDレンタルという使い分けもできます。サブスクも候補に残している人は、最新の料金や配信内容を確認して比較してみてください。」

